貯金生活において、無駄遣いは 絶対に避けたいものです。
特に気をつけたいのは『衝動買い』。突発的に 購買欲求がグンと高まり、欲しいものを買わずにはいられなくなります。
この衝動の恐ろしいところが “欲しくなるモノのほとんどは、生活において何の役にも立たない” 事。
ただ一時に発生した欲望を諫めるためだけのアイテム。
文字通りの “無駄” 使いになってしまうのです。
こんな欲望に振り回されていては、お金持ちになるなんて夢のまた夢。
どころか、日常生活すらも脅かされる羽目になってしまいます。
欲望に押し潰され、資産を浪費してばかりで
人生は終わってしまうのか……？
当然ながら、そうはいきませんよね。
今回は、″購買欲求″ と向き合うための貯金法。
すなわち『買ったつもり貯金』について お話ししていきます！
欲求に耐え、確実に資産を “無駄”から逃す。
まさに 欲に弱い我らのための貯金法。
この貯金法をマスターすれば、『欲求と向き合える強い心』と『無駄とは無縁の生活』が手に入れられますよ。
『買ったつもり貯金』とは？
商品を見て「これいいかも！欲しい！」と 漠然としつつも強い衝動に駆られた時、1度グッとこらえます。
欲望を押さえつけながら、その商品が買える金額を 自身の貯蓄用口座に預け入れてしまうのです。
そして、期間を設けて その商品について じっくりと考えます。情報収集をしたり、他との比較をしてみたりして自分にとって本当に必要なのかを吟味。
大体の “無駄遣いの衝動” は、時間経過で驚くほどに冷めていきます。
見事落ち着いたらこちらのもの。
あなたは大事なお金を守り、資産に還元する事が出来るのです。
【考える時間について】
私の場合は、最低でも3日間は考える事に充てています。
3日でも充分に冷静になれますが、慎重な時には1週間ぐらい考える事も。
- 「欲しい」と思ったら グッとこらえる。
- 欲しいものを買える分の金額を 貯蓄用口座に預け入れる。
- 時間を設けて、欲しいものについてしっかりと調査、自分に必要なのかを吟味。
- 欲求か冷めたら、そのまま貯金。
欲求が確かなモノなら 買ってみる。
『買ったつもり貯金』のメリット
①“無駄遣い” に対して 耐性がつけられる
『買ったつもり貯金』は 突如発生する 購買欲求 を逆手に取った、
言わば『対 衝動買い貯金』。
相対する “無駄遣いの衝動” に打ち勝ち、大事なお金を守り切るのが目的です。
この貯金法に積極的に取り組む事で、無駄遣いに対する耐性を身につける事が出来ます。
『衝動買い』の馬鹿馬鹿しさに気付くことが重要
1度でもこの貯金を成功できれば、あなたは ある事実に気付く事ができます。
それは 『“買いたい衝動を奮い立てる商品” は、生活においては 大して重要なものではない』という事です。
衝動を抑え込み 買うに至らなかった商品は、手に入らなくとも問題なく生活は営めます。
実際に “衝動に打ち勝った後の生活” が その事実を証明してくれるでしょう。
諦めた物の中には「何でこんな物欲しくなったんだろう？」と、自分ですら理由が分からないようなアイテムも決して少なくはないはずですよ。
②貯まるスピードが早い
この貯金法では「欲しい！」と思った時点で、その商品分の金額を 貯蓄用口座に入れてしまいます。
そのため、欲しいものを買えるお金が そっくりそのまま 資産に反映されるのです。
欲望に耐えるほど、自然と貯金額が増えていきます。自身の忍耐によって、驚くべき早さで 資産形成ができるのです。
即座に手元から離すメリット
「欲しい」と思い至った時点で 手持ちから即座に貯蓄用口座に預け入れる。
ここまで徹底するのにも理由があります。
1.“お金を支払う” ことで 購買欲求が満たされる
買い物をすれば、手元から“お金を支払う” 事になりますね。そして、衝動買いをする心は “支払う” という行為によっても 満たされます。
『買ったつもり貯金』では、この事実を利用して 賢くお金を守ります。
というのも、お金を口座に預け入れる作業を通じて 銀行に “お金を支払う” のだと 脳に錯覚させるのです。
この錯覚は『お金を支払った=買い物をした』という風に解釈され、購買欲求を諫める効果があります。
手元から切り離す事で 購買欲求を鎮められ、確実にお金を守る事が出来るのです。
2.お金を取り戻すための “手間” を増やす
考えた結果「やっぱり欲しい！」と思う時もあるでしょう。そんな時には思い切って購入に踏み切るのもアリです。
……が、購入するためには 一度預けたお金を引き出さなくてはなりません。少々面倒に感じる事でしょう。
実は、この面倒臭さも一つの狙い。
「買いたい」と思う心に対し 買うためにこなさねばならない “手間” を増やす事で、『購買欲求を萎えさせる』効果を狙っています。
手間の面倒臭さを受け入れてまで、本当に欲しいと思えるのか？と、最後にもう一度だけ 自分に問いかける機会を設けられるのです。
③購入するものに対し、明確に意味付けができる。
上記の通り、買うに至るまでの “思考時間” や “手間” を増やす事で、欲求に浮かされた心に落ち着きを取り戻し、冷静な心で買うかどうかを検討できるようになります。
この『冷静な心で検討する』行為により、
買うものからは無駄な要素が無くなります。
すなわち、購入したアイテムに 買うに至った適切な “意味” を持たせる事が出来るのです。
衝動に打ち勝ち、自分の心で見定めた “意味を持つアイテム” には、一切の無駄がありません。
何故買うのか？その答えをはっきりと答えられる事が、無駄と無縁でいるために 欠かせない事なのです。
買い物から “無駄” を無くすための方法
『買ったつもり貯金』は 自身の “衝動買い” を抑えるための貯金法であり、購買欲求を完全否定するものではありません。
落ち着いた心で考え、無駄であるのなら 買わない。
有益であるのなら 買ってみる。
それでいいのです。
冷静な思考で決断すれば、たとえ購入に至ったとしても 無駄に終わる事はないでしょう。
数多くの欲望にさらされる中でも自分を見失わず、有益のみをとことんまで追い求める事により、自然と無駄のない買い物ができるようになるのです。
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