- 「頑固者だ」って人から言われた
- 自分のやり方通りにできないと、イライラする
『頑固一徹』――。
こだわりの強い、職人気質な人に見られる特徴ですね。
信念を持って仕事をしているみたいで格好良さそうですが、危うい可能性を秘めた性格でもあります。
充分な実力が無ければ なおのこと。頑固でいると、大きな成果には辿り着けないかも……?
【結論】頑固な構えは いいことなし
周りからガヤガヤ言われるのは気に入らないねぇ〜!
自分なりに考えて動いているんだから、余計な口出しをしないでほしいよぉ〜!
信念を持って行動しているのは 立派……ですが、その自信の根拠は?
こだわりを優先するなら、最低でも周りの人を圧倒するレベルの知識・実力が必要。……もっとも、能力があっても 頑固でいることは オススメできませんがね。
可能性をムダに狭めているだけかも?
ルールや方法など、“自分なりのやり方“を決め、そのスタイルにこだわる。
周りから何と言われても方針を変えたりしない――。
パッと見では“自分の道を見極めている“ように見えます……が、本当にそのレベルに達しているかは怪しいモノ。
ただ単に、決めた内容以外には理解がなく、新しく知ることを面倒くさがっているだけかもしれません。
……残念ながら、これでは単なる“ごっこ遊び“。
達人のマネっこで、気持ちよくなっているだけです。
半端者が一流を気取っていると 痛い目に遭う
プロがわざわざ 自分の行動・方針に制限をかけるのは、”効率”と”影響力”を求めているから。
活動内容を限定すれば、同じタスクへの試行回数を稼ぎやすく、成長速度も早められます。
競争の中で良い実績を出し続けていられれば、自然と注目度も上がっていき、さらに優位を保ちやすくなる――。勝ちやすく、勝ち続けやすい環境を作る上でも 合理的だと言えるでしょう。
当然、この結論に至るまでの経験も プロはこなしています。
少なからずその分野に関わることは すべて実践経験があるでしょう。全体の中で 結果を出すのに効率の良い活動を見極められたから、自信を持って 制限できるのです。
……これを経験の浅い素人が、“上っ面”だけマネると悲惨……。
それっぽく活動を限定してみるものの、経験が無いため 理由も特にナシ。
……であるにもかかわらず、プロっぽい自分に酔いしれて、根拠のない枠組みに閉じこもってしまうのです。
周囲の優しい人は 正しい道を示してくれますが、頑固者にとっては うざったく感じるだけ……。反発して、拒絶して、最終的には 一人ぼっちとなるのです。
生意気は、山ほど経験を積んでから言え
『経験』は、どの分野においても 無視できない重要な要素。
まずはとにかく実践あるのみ。
将来的には活動から切り離すかもしれませんが、経験を積むうちは関係ナシ。
最低限でも ”必要なら、問題なくこなせる” レベルまで体得します。
……ここまでの能力を身につけれて、ようやくこだわりを持った活動選択の資格が 与えられるようなモノです。
根拠のないこだわりで盛り上がるヒマがあるなら、幅広く、満遍なく、関わる全てを 実体験で知る――。
ぎこちなかったり、おぼつかない事だって多々あるでしょうが、プロを目指す上で 誰もが必ず通る道。恥ずかしがる必要なんてありません。
知らない、できない、なんとなくイヤ……。
そんな理由で自分から切り離しているのなら、それは単なる“食わず嫌い“。
方法の厳選ではなく、“できないから選べない“だけ。プロの戦略と一緒にしては失礼です。
凝り固まった思考で、気分も悪くなりがち
では、実力さえついてしまえば、頑固な振る舞いでメリット受けられるのか……?
答えは”NO”。実力うんぬんは関係なく、頑固でいること自体が 自分を追い詰める原因になります。
……というのも、頑固でいるだけで、環境を”自分に不利なモノ”へと変えてしまうから。
成果が出づらくなり、周りを信じられなくなり、さらに自分流にのめり込む。それで更なる悪化を辿る……。
そんな悪循環から、抜け出せなくなる可能性があるのです。
協力関係から切り離され、人生全体の難易度が上がる
周囲に不信感を持つようになれば、周囲の人も 雰囲気を感じ取ります。
あなたが避けるように、周りもあなたへの干渉・接触を避けるようになるのです。
するとどうなるか……?
持ちつ持たれつの関係が生まれず、完全に“自分の実力“一本での勝負になってしまうのです。
頑固者にとっては「上等だ」と思うシチュエーションかもしれませんが、そういい話ではありません。
どんな人だって、自分にない能力に関しては、他人に依存していますからね。
意識は薄くても、仕事や私生活でも 常にギブアンドテイクで支え合っている。それが世の中の在り方です。
助け合わねばならないのに、頑固さで周りを困らせていれば、自然と輪の中から弾き出されるでしょう。
……こうなってしまえば、”助け合いの関係”なんて作るのは不可能。
こだわりどころか、生活すらも不自由になるのです。
”利益のある条件”が提示できれば、つながりを生み出せるかもしれません。
が、所詮は”利益”がつないでくれているだけ。”あなた”が求められていない以上、利益がなくなれば すぐに崩れる関係です……。
人生で大事になるのは『人情からのつながり』――。
本当に助けが必要な時に支え合える……そんな尊い関係を作りたいならば、自己満足にしかならない”こだわり”なんて捨てた方がいいでしょう。
『成長』は、柔軟に動けてこそ
頑固な姿勢を「絶対的な悪だ」と断じる気は全くありません。
……というのも、『向上心ゆえに生まれるこだわり』だってありますからね。
ですが、こだわり以外を受け付けない姿勢でいると、成長のきっかけとなる『新しい刺激』を受けられなくなります。
向上心があるならば、凝り固まっていてはダメ。
むしろ一時的には「未知の環境にも適応してやる」というぐらいに 柔らかく構えていた方が良いぐらいです。
『自分以外からの刺激』を受け入れて、初めて変化ができる
『成長』とは、いい方向への変化――。
変化のために、今の自分にはない要素を学び、活用できるようになる必要があります。
つまり『自分が知らないモノを受け入れる』ことが不可欠ということ。
自分のやり方以外を拒絶していては、成長なんてあり得ないのです。
柔軟な構えは、多くの出会いを呼び込む
知らない取り組みにも、興味を持ったら素直にチャレンジ――。
この柔軟な姿勢でいると、多くの出会い・チャンスに恵まれやすくなります。
理由は単純で『印象がいい』から――。
あなたが”一緒にイベントに参加する仲間を探している”としましょう。
たとえ仲のいい友人でも、そのイベントに興味がなければ、誘うことはないでしょう。
逆に、イベントを楽しみにしている人なら、誘う相手として文句ナシ。
全く見ず知らずな相手だったとしても、現地で出会って意気投合――。なんてことがあるかもしれませんね。
「好奇心が強く、興味を満たす行動を起こせるほど、フットワークが軽い」
そう思われる人であれば、声もかけられやすくなる――。自然と新しい出会い・可能性に恵まれやすくなるのです。
『基礎』に関しては、とことん頑固になれ
融通の利かない思考は 嫌われる原因になりますが、変えてはいけないモノだってあるのも事実。
それはズバリ『基礎』とするモノ――。”根幹”や”理念”と言っても良いでしょう。
「あなたや組織が なぜその活動をするのか?」という問いへの解答だと考えると、変えるべきでないことは分かりやすいハズ。
『基礎』が変われば、全てが変わる
大きな樹を想像してみてください。
樹における基礎は”根”の部分です。
根がしっかりと地面を掴んでいるから、大きく成長できるし、強風や大雨・雪などの刺激に対しても倒れずにいられます。
……ですが、”移植”や”地滑り”などで、地面から根が離されてしまうと、再び定着するまで樹全体が非常に不安定になります。
また、虫に食われるなどで根自体がダメージを負っても、樹の寿命に関わるのです。
個人や組織における『基礎』も同じ。
ちょっと変化させるだけで、全体は 少なからず基礎以上の改革が必要になります。
ただの”テコ入れ”感覚でも、組織運営に致命的なダメージになりかねない。
そんなリスキーな選択でもあるのです。
『基礎』の変化で、元のニーズに対応できる?
根本部分が変わるというのは、活動方針すら大きく変わるということ――。
その振れ幅が大きいと、元々のユーザーが混乱する事態になるでしょう。
過激なユーザーからは、ちょっとの方針変更ですら「裏切りだ」とクレームを入れてくるかもしれませんね。
現在の在り方では不振であっても、少なからずの利用者がいれば、ニーズは捉えられている証明になります。
根本部分はそのままに、サービスの細かいテコ入れで ニーズに擦り合わせる方が、自他ともに安定してメリットを得られるでしょう。
”戦略”や”効率”など、変化・改善を求められても、あくまで基礎はそのまま――。
ここについては強気に。頑固さを貫いていい部分ですよ。
今までラーメン屋だったお店が、突然ケーキ屋に代わったらどうでしょう……?
はたまた、リーズナブルが売りの雑貨屋が、突如として高級路線へと切り替えてしまえば……?
”今の在り方だから、ついてきてくれる人がいる”――。
というのを忘れないように。
まとめ
- 頑固な思考は、可能性を根本から否定することになりかねない。
周囲の人達と隔たりを生んでしまい、精神的なストレスも増え、人生全体の難易度が上がる。 - 今の自分にはない要素についても、まずは否定せずにやってみる。
新しいことにオープンな姿勢でいた方が、自己成長の機会に恵まれやすい。 - 頑固になっていいのは『基礎』に当たる部分。
基礎が変化してしまうと、行動全体の変化につながる。自分だけでなく、自分に関わっているすべての人にも影響が出てしまうので、変えるべきではない。
悪いのは”意固地になる”こと――。
知らないことを理由にするのは、ただの”逃げ”でしかありません。
全く知らないことと出くわした以上、まずは知る――。
実際にチャレンジできるなら確実ですが、その余裕が確保できないなら 自分なりに調べ 知識的に理解するのでも充分。
知ってさえいれば、自分や活動に必要か否かを判断できます。
ハッキリとした理由で選択できれば、心置きなくこだわりに専念できるでしょう。
知っているから比較もできる――。
他分野を知り、良い部分は 自身の活動にも採用。いい部分をピックアップしていけば、頑固者にはたどり着けない境地まで 登って行けますよ。
「~だから、それはやらない」みたいに、ハッキリした理由で断れるなら、説得力もあるねぇ~。
ここでしか見れないような “情報” や “ノウハウ”、
“ブログで取り上げた内容をさらに深堀りしたお話” などを配信していく予定です。
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