- 読書に取り組みたいけれど、どの媒体で読み進めていいのかわからない!
- 紙の本の長所は何?電子書籍の長所は何?
- 自分のためになる読書をするにあたって、紙書籍と電子書籍をどう使い分けていけばいいのかを知りたい!
現代においては、読書は紙でできた『本』のみならず、データ化された『電子書籍』でも楽しむことができますね。
当然ながら それぞれ得意とするものがあり、本のジャンルや読み進め方で選択していく事で、読書の質をより高めていくことができます。
この記事では『紙の書籍と電子書籍の おすすめの使い分け方』を、筆者の普段の利用法、過去の体験談なども混ぜてお話ししていきます。
紙の書籍の場合――自己学習のための本に向いている
デジタル化が進んでいる現代においては、紙などの古い媒体ではデメリットばかりが目立ってしまう風潮がありますが、本においては例外。電子書籍ができたからこそ、紙でできた本のメリットが より強く目立つようになりました。
そしてその特性と『自己学習のための本』、特に “ビジネス”、”哲学”、”自己啓発” 関連の書籍は、絶妙に相性がいいのです。
理由①:読み終わったら、売却して次の本を買う資金にできる
紙でできている書籍は 実物としての価値があり、自分が不要になった際には 古本屋などで売却することができます。
これはデータで取引する電子書籍には無い長所であり、あえて紙の書籍を買う大きな理由です。
内容を理解してしまえば本自体は不要になる
そもそもとして、本を買って一度学んでしまえば 同じ本を何度も読み直すことはないでしょう。分かりきった知識について何度も読み直したって、成長を見込めるわけではありませんからね。
そのため、必要な知識を学べたら 本自体を手元に置いておくメリットはなく、さっさと売却してしまい、戻ってきたお金を足しにして 新しい本を買い、どんどん読み進めた方が有意義なのです。
学習系の本は 比較的に高く買い取ってもらえる
古本屋から見て価値のある本は、“お客に人気のある本“。
“新しさ“ や “貴重度“ など、ある程度の要因も値段には関わってきますが、中でも人気に関しては超重要。
私達から買い取った後で 他のお客に買ってもらわないとお店側の利益になりませんからね。買ってもらえる見込みがあれば、ある程度は高く買い取れる余裕が生まれるのです。
その点で言えば、『学習系の本』は ニーズが安定しています。
あまりにも時代遅れな “知識“ や “技術“ でなければ、多くの人達から熱心に求められ続けますからね。
それに、新品の値段は 書籍としては高めに設定されているのもポイント。「ならば古本でいいから安く買いたい!」と、多くの人は考えるでしょう。これもまた古本屋にとっては追い風な消費者思考であり、読み終わって売りたい私達にとっても好都合。
読んですぐに売って、ある程度のお金も返ってきて、さらに新しい本を手に入れられる……。とてもいい ”読書の循環” だと思うのです。
理由②:飛ばし読みがしやすい
もう一つのメリットは飛ばし読みをしやすいところ。
ざっくりとページを読み進める “斜め読み“ や、ペラペラとめくりながら目に止まるページを探すような読み方をするのであれば、紙の本の方が合っているのです。
全部に目を通す必要がない
自己学習のための読書において本当に必要なのは “自分が求めている情報“ のみ。
馬鹿正直に最初から最後まで 全てに目を通さなくてはならないというわけではありません。
むしろ全てに目を通していたら時間の無駄。知見は広げられるかもしれませんが、 将来役に立つかもわからない知識を期待するよりも、必要な情報だけをポンポンと拾っていくだけの方が はるかにスムーズに学習を進められるのです。
読み方についても臨機応変に。必要と感じた章のみを読み進めるのもありですし、ぺらぺらとめくりながら、目に止まった文章を読み進めていくのも大いにあり。
大事なのは『自分なりに必要な情報を 取捨選択しながら読み進めていくこと』。
読書しているその時点で必要としていない情報は、無理にアプローチする必要がないのです。
電子書籍では利かせられない “読書の自由度“
電子書籍で活字の本を一度でも読んでみればわかりますが、紙の書籍とは全くと言っていいほどに読み進め方が変わってきます。
電子書籍ならではのポイント
- 画面に表示される文字の行数・文字の大きさを変えられたり
- 目次からポンと 見たい章へと飛べたり
- スクロールバーでめくる手間を省きながら 大きくページを進めることも可能
……パッと見ではいいことづくめにも見えるかもしれませんが、”学習のための読書” を進める場合には少々不便に感じる場合が多々あります。
と言いますのも、必要な内容だけをピックアップしながらペラペラとめくっていく動作が ”学習のための読書” では基本となりますからね。電子書籍の場合、この動作がどうしても大雑把になってしまうため、紙でできた本の方が自由度の方では高いと感じるのです。
電子書籍の場合――漫画やそれ以外の ”気分転換のために読む本” に向いている
紙でできた本とは違い、実体のないデータで扱うのが『電子書籍』。
デバイス一つさえあればどこにでもまとめて持ち運べる利便性と デジタルならではの便利な機能が目玉ですね。
実はこの形に一番マッチしているのは、漫画など ”気分転換目的で読む本” なのです。
理由①:管理の手間を抑えられる
間違いなく一番の理由は ”管理の手間を大きく減らせる” ということでしょう。
自分の趣味嗜好で持つ本は、長期にわたって管理し続けなければならず、大きな手間がかかってしまいます。
そういった手間を一気に省け、スマートに管理し続けられるのが電子書籍のいいところなのです。
かさばらない、汚れない
例えば、漫画などを紙の本で管理すると、どうしてもかさばってしまいますね。単純にページ数による厚みの増加だけでなく、本の形態次第ではサイズまでもが変わってくるため、収納そのものが面倒になりがち。
また、長期間保管していると 紙に変色が目立ってくることもデメリット。「材質の味が出た」と飲み込める場合にはいいですが、不潔に見えると思う人も 少なくはないでしょう。
電子書籍で管理した場合、上記のような悩みは一切ありません。
長く手元に置いていても、買ったばかりの状態のままで いつまでもずっと楽しめるのです。
電子書籍ならではの機能ともベストマッチ
電子書籍ならではの機能として、『検索機能』や『拡大機能』 があります。
たとえたくさん買い込んで とてつもない種類になってしまったとしても、読みたい本を『検索』すれば あっという間に見つかります。
また、読み進めている間に気になる部分があった際には『拡大機能』を使って、 より細部まで眺めることができるのです。
漫画などは特に その漫画家独特のイラストにはまっている人も多いと思います。
電子書籍ならではの拡大機能を使えば、気になるコマや絵のみを拡大して楽しめます。
単純に読んで楽しむだけでなく、イラストの練習をする際などにも活かせそうですね。
理由②:読み終わっても、売る恩恵が少ない
基本的に趣味嗜好に関わる本は、売った際に恩恵を受けにくいものです。
つまり、売るのを前提として紙製の本で管理してもメリットが薄くなりがちなので、そういった点からも 電子書籍で楽しむようにすることをオススメします。
手間と金額が割に合わないことが多い
漫画などの本は 売却する際に安く買い叩かれてしまいがち。
かさばって重たい本を一生懸命に古本屋まで運んでも、得られる収入がほんの少ししかないのであれば 労力に見合わずうんざりとしてしまうでしょう。
であるならば、最初から電子書籍で買ってしまった方が 後先で売ることを考えなくとも良くなり 精神的に楽です。
古本屋で高く売れるとすれば、
- 映像化作品など、社会的な話題に上がっているもの
- 長年愛されているロングセラー作品 など
興味だけで手に取る作品であれば、紙でできた本で仕入れるのもアリですね。
チラチラと読み返したくなる
特に物語系の本などの 心揺さぶるような印象深い作品は、脳裏によぎってたまに見返したくもなるでしょう。
そんな素敵な本はそもそもとして手放すことを考える必要すらありません。
電子書籍としてデータの形で残しておけば、一生モノのコレクションとして、長く楽しむことができるのです。
その上、デバイスさえ持ち歩けば いつでも どこでも 持っているぶんだけ存分に楽しめますからね。長く楽しみたいのであれば ダントツで電子書籍での保管をオススメします。
まとめ
- 紙の本では、自己学習のための本を調達するようにして、必要な知識・情報を吸収でき次第、売ってしまうのが良い
- 電子書籍では、自分の精神安定のために読む本を買うようにして、末長く手元に置けるようにすると良い
実は筆者は子供の頃から本が大好きで、お金持ちになったら自分だけの書斎を持ちたいとも思っていました。単純に、本のたくさんある空間に憧れていたんですよね。
ですが、ミニマリストのような生き方にも憧れ、書斎を持つ夢とは両立できないと感じ、本との向き合い方を考えた結果として 今回の方法に至ったのです。
結果として、読書の質を高めつつも 自分のためのスペースを圧迫することなく、充実した読書家ライフを送れています。
当然ながら上記の方法が絶対ではありません。が、ある程度は自分なりのルールを決めて 使い分けるようにすると、それだけで読書生活が有意義なものになりますよ。
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