お金持ちは慈善活動にも積極的――という話は、以下の記事で解説しました。
貧しい人や社会に、良い変化を生み出すための支援――。ですが、相手のことを理解した上で正しい方法を取らなければ、全く役に立たないで終わる可能性もあるのです。
では、具体的にどのようにするのか……?
『理想的な慈善活動』について、解説していきます。
ただ施せば、相手が救われるわけではない
「助けになる」ことが、慈善活動に求められる絶対条件――。
ですが、相手によって必要とする”助け”は 全く違います。
考え無しに ”お金” やら ”アイテム” などを無償提供すれば、かえって人生を狂わせる原因になりかねないのです。
『お金』で不幸になる場合もある
貧しい人には、金銭を恵んであげれば間違いないだろ!
と考える人も多いでしょうが、ただお金を配っても、本当に助けになるかは怪しいもの。
相手のニーズに合っていなければ、全くの無意味に終わるかもしれません。
“お金で手に入るモノ“が重要
例えば、”スラム街で出会った貧しい子供に対し、食事代を恵んだ”としましょう。
食事ができれば、空腹は凌げますが、それも“充分な食事が取れれば“の話――。
- 食料の買える店が、近くに無いかも。
- 高値をふっかけられ、充分に買えないかも。
- 渡したお金が、他の浮浪者に奪われるかも。
といった感じに、ただ食事にたどり着くだけでさえ、想定できる危険は山ほどあります。
ですがこの場合、最初から”食料”を渡せさえすれば、危険なく空腹を解決可能でしょう。
お金は“手段“――。いくら積んでも、問題を直接解決してはくれません。
必要としているモノを見極めなければ、余計なトラブルを増やすだけかも?
考え無しの支援は、人を堕落させる可能性もある
もしも”生きていく上で不自由しないだけの経済的支援を、無条件に受けられる”としたら、どうでしょう。
- 生活に困らないから、怠け者が増える。
- 支援に依存して、自立する気を無くさせる。
といった感じに、自立できない人間は増えていくでしょう。
最低限の生活を受け入れ、自立を拒否するようになれば、いつまでもその人は落ちこぼれ……。贅沢や好奇心を満たす喜びを知らない、自堕落な人間にしてしまうのです。
極貧な人達には、無償の寄付も必要ですが、その場合も”必要最低限”のみ。
危機感まで奪い、自立を妨げるならば、単なる『甘やかし』なのです。
自己満足的な『思いやり』はムダ
役立たないモノを送りつけるのは、単なる善意の押し付け。互いにメリットがありません。
大きな災害の起きた地域で避難生活をしている人達に対し『千羽鶴』や、必要としているかも不明な『古着』などを送り付けたりですね。
役に立つわけでもなく、物資の貯蔵庫を圧迫するだけ……。相手を思う気持ちが行動に生きておらず、むしろ相手を苦しめることにつながってしまうのです。
無事を祈ったり、有志が集まり行動を起こしても、相手が必要としていなければ、全くの無意味。
”善意のムダ”を送り付けることで、本来必要としている支援が届くことへの妨害にもつながるのです。
失敗なく人助けをする方法3選
相手にとって役立つかが、人助けにおいては最重要――。
支援する側にとっても、一発で相手が助かってくれる方が一番ラク。
無駄なく理想的な結果にたどり着ける方法は、以下の3つがあります。
- あらかじめ情報収集した上で、問題を解決できる支援をする
- 支援団体に寄付して、間接的に支援する
- あくまで“必要とする支援“を“最低限“だけ施す
あらかじめ情報収集した上で、問題を解決できる支援をする
相手が間違いなく必要としているモノを、最優先で提供するのが“理想的な支援”――。
一発で成功させたいのであれば、情報収集してから動くのが一番確実でしょう。
可能ならば、相手と直接やり取りをして、抱えている悩みや不安を聞く。
それが難しければ、周辺を調査して、相手が困っている原因を探り、必要そうなモノを決めていきましょう。
支援団体に寄付して、間接的に支援する
世の中には、支援が必要な国や地域それぞれに特化した『慈善団体』があります。
そういった団体に資産を寄付することで、スペシャリストの人達が役立つ形で運用してくれます。
善意があろうと、素人が集まったところで、問題の解決ができるかは怪しい所。
本当に相手の救済を望むのであれば、ムダなことはせずに、プロに任せることだって大事です。
もっとも、口先だけの詐欺みたいな団体もあります。寄付する対象の調査は徹底した方がいいでしょう。
あくまで“必要とする支援“を“最低限“だけ施す
困っている人への支援は、最低限のみで充分。ピンからキリまで面倒を見る必要はありません。
ある程度の行動ができる相手であれば、問題解決に役立つ“知識“や“ノウハウ“のレクチャーであっても、立派な支援になります。
一時的にでも不自由を取り払って、そこから自立できるように道を示してあげれば上出来。
力をつけられた時点から、少しづつフェードアウトしていきましょう。
まとめ
困っている相手に対する支援は、相手の抱える問題をストレートに解決できるものが望ましい。
- 闇雲に“お金“や“物“やらを渡したところで、相手にとって役に立たなければ無意味。場合によっては“アイテム“でなく、知識などの伝授も良い支援。
- 必要以上の支援は、甘えを誘ってしまい、自立の邪魔になってしまう。
- 必ずしも自分が中心になって支援をする必要はない。問題に詳しい人がいるのであれば、その人達へ支援をすることで、迅速で確実な支援ができる。
お金持ちは、『問題を解決する方法を見極める』センスが抜群。社会で大きな価値を生み出せるのは、社会を快適にするための方法を見極め、商売として提供しているからですからね。
このセンスは、慈善活動でもしっかりと役立ちます。冷静に解決への最善策を見極められ、スマートな人助けができるのです。
「お金持ちになりたい」という野心があるなら、他人の悩みに敏感になって行動する気構えが大事。
”情けは人のためならず”――。能力を磨く上でも、人助けの精神はあなたの力になってくれますよ。
LINE@について
『お金持ちになりたい人へ』の LINE@を開設しました!
ここでしか見れないような “情報” や “ノウハウ”、
“ブログで取り上げた内容をさらに深堀りしたお話” などを配信していく予定です。
また、登録して下さった方々に向けて『登録者限定プレゼント』の製作・配布も行っております!
詳細に関しては こちらから↓
ここでしか見れないような “情報” や “ノウハウ”、
“ブログで取り上げた内容をさらに深堀りしたお話” などを配信していく予定です。
また、登録して下さった方々には『限定プレゼント』の配布も行っております。
【くわしくは こちらから】