毎月発生する固定費として代表的な『家賃』――。当然、安いほど 資産形成がより捗ります。
そして、交渉をすることで値下げしてもらえる可能性もある……。お金持ちを目指すのであれば、テコ入れに挑戦してみる価値があるでしょう。
今回は、『家賃交渉するために意識しておくべきポイント』などについて、私の実体験を交えながら解説していきます。
交渉から値下げに至るまで
交渉を持ちかけるタイミングは、以下の2パターンになるでしょう。
- 賃貸契約をする直前
- 住み始めて ある程度経ってから
賃貸契約をする直前
候補となる部屋の見学や、契約に際する条件などの確認を取ったタイミングで、必要であれば 家賃に対する交渉をかけてみましょう。
大事なのは『値下げ交渉が上手くいった際には その部屋に確定する』ということ。
こちらのワガママで、相手の儲けを下げようとしている訳ですからね。
入居する可能性をチラつかせている以上は、要求が通り次第 スパッと契約するのが筋でしょう。
契約してからある程度経ってから
現状、契約を結んでいる部屋についても、値下げ交渉は問題なく進められます。
……が、「家賃が高いから値下げして」というのは、単なるワガママ。
印象が悪くなるので 絶対NGです。
”転居先を探している”ことを伝える
オススメの方法としては、住んでいる部屋の契約を仲介してくれている不動産屋さんに、以下のように切り出してみること。
今、住んでいるお部屋に似たような条件で、もう少し家賃の安い所はありませんか?
いざという時の転居先を探しながら、自然と”今の部屋から出ていく可能性”を アピールできますね。
大家さんと交流があるのであれば、話をするタイミングで、以下のように さりげなく伝えるのもアリでしょう。
今、転居先を探していて、見つかった場合には この部屋を出て行く可能性があります。
現在進行形のこととして伝えることで、「まだ引き止める猶予がある」と思ってもらえれば、”大家さん側から値下げを切り出すための きっかけ”にできます。
『生活費を切り詰めたい』と伝える
転居する可能性を伝えれば、流れで ”転居しようとしている理由” について 尋ねられるでしょう。
そこでオススメとなる返答は以下の通り。
今、お借りしているお部屋自体に 不満はありません。
ただ、節約として 生活費を切り詰めていきたいだけです。
この返しであれば、相手の機嫌を損ねることもなく、こちらが ”家賃を下げたい” と思っていると、充分に伝わるでしょう。
交渉する際に意識すべきこと
交渉を仕掛けるにあたり、弁えておかねばならないポイントもあります。
特に、以下の3点には注意。成功・失敗どちらであっても、平和に結果を出したいですね。
- 『家賃値下げは、自分以外にとってはマイナスでしかない』ことを忘れない
- 要求内容にも 程度がある
- ”交渉失敗時の逃げ道”も確保しておく
『家賃値下げは、自分以外にとってはマイナスでしかない』ことを忘れない
家賃は、大家さんにとっては ”自分の財産が生み出している利益” であり、値下げはマイナスでしかありません。
値下げ交渉を成功させるには、“値下げしても良いから、部屋を利用して欲しい” と思ってもらえるように、自分が『良い住人』でいる必要があるのです。
まずは“信頼関係“が大事
大家から「住み続けて欲しい」と思われるような住人であれば、値下げも受け入れてもらえる可能性は高まります。
そのために、”ゴミ出しルール” や”挨拶” など、最低限のマナーを守るのは当然。
”施設の美化” なども率先して行い、大家さんからの信頼を育てておけると なお良いでしょう。
要求内容にも 程度がある
あまりにも度の過ぎた要求は、交渉相手に対しての圧力でしかありません。
相手を尊重する姿勢は崩さないように、お互いに納得のできる範囲の要求に留めておくのが大事なのです。
現在の家賃の“1割”以内の希望に抑える
希望の金額を聞かれた場合には、せいぜい ”1割程度の減額” を目安に要求してみましょう。
減額が大きすぎれば 断られる可能性が高くなりますし、安すぎれば 値下げ交渉の意味が薄くなってしまいます。
しつこく食い下がらない
交渉が上手くいっても、行かなくても、一度でキッパリと分別を付けましょう。
「もう一声」だの「そこを何とか!」だのと、自分の要望ばかりを通そうとするなら、単なる“うざい奴“となってしまいますからね。
波風立てない”落としどころ”を見極めて、穏便に済ませるまでが『交渉』なのです。
ある程度の減額を受け入れてもらえれば、それで充分だと割り切りましょう。
”交渉失敗時の逃げ道”も確保しておく
値下げ交渉を仕掛けるのであれば、同時に”退路の確保”もしておかねばなりません。
いくら気を遣って 下手に出ていたとしても、相手の性格次第では機嫌を損ねてしまう可能性もありますからね。
部屋を借り続けているのも気まずくなってしまうのであれば、新しい部屋に引っ越した方が、よっぽど有意義でしょう。
本当に引っ越す覚悟で、候補地も探しておく
交渉決裂時に備えて、本当に引っ越すための候補地を見繕っておくのが、一番確実。
理想の家賃額で 候補を探しておけば、
「~円で借りられるお部屋があるので、そこに移ろうかと思っているんです」
といった感じで、交渉の材料にすることもできます。
値下げを断られた際には、すんなりとその候補の部屋と契約を進めてしまい、サッサと引っ越すだけ。安心でしょう?
レポート:『家賃値下げ交渉』の成功例
私の場合は、元が4万3千円 ⇒ 3万8千円に下げてもらえました。
交渉成功の一例として、その流れを説明してまいります。
入居してから約6年ほどで値下げ交渉に
値下げ交渉をしたのは、入居してからおおよそ6年程度が経過したころ。
トラブルなどを起こしたことはなく、ゴミ出しなどのルールも守った上で、普通に暮らしていました。
大家さんとの交流も挨拶を交わす程度で 深くはありません。
あえて言うのであれば、契約している部屋周りの草刈りなどを進んでやっていたので、そこで好感は持ててもらえていた様です。
『転居』も視野にしながら、話を切り出す
値下げ交渉に踏み切ったのは「生活費を下げたいから」という希望から。
とは言え、実際のところは引っ越しを前提に動いていたので、大家さんとお話しする機会にその旨をお伝えしただけでした。
「生活費を下げたいので、今より家賃の安い部屋を探している。
まだ確定はしていませんが、見つかったら部屋を出るかもしれない」
という風にお話ししました。
ひと月ほどたってから、大家よりアプローチ
それからおおよそひと月が経過したころ、外出直前に大家さんから呼び止められて「家賃を下げるから、出ていかずに住み続けて欲しい」と提案してもらえました。
値下げ金額も”5千円”と、現在の金額の1割以上の金額だったので、その場で承諾。
後日に不動産業者に仲介してもらい、翌月より 正式に家賃が値下げされることとなったのです。
まとめ
【交渉を持ちかけるタイミング】
- 入居前で、部屋の見学や契約内容の確認をしてから
- 住み続けて、大家さんと信頼関係を持ててから
【意識しておくべきこと】
- 家賃の減額以上に「退去される方が困る」と思ってもらえるように振舞うのが大事。
- 要求する減額は、現家賃の1割程度に抑えておくのが無難。
- しつこく食い下がらず、いざという際には本当に退出できるように、転居の候補先も探しておく。
固定費である『家賃』は安いほどに 月々の出費を確実に下げられます。交渉する価値は大いにあるでしょう。
……が、「値下げ交渉をしてでも、今の部屋に住み続けたい」と思うほどに、自分がその部屋の価値を認めている事実も忘れないように。
大家さん や 不動産屋、借りている部屋に対する礼儀を通したうえで、独りよがりな交渉にならないように注意していきたいですね。
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