学習・自己啓発

『価値』について、考えてみる【お金には、本当に価値があるのか?】

この記事は こんな人にオススメ
  • 自分にとって何が大切なのか、見失ってしまった
  • ある程度は生活に余裕を持てているけど、イマイチ人生が充実していると感じられない

『価値』『価値観』――。

世の中を渡っていくには欠かせない指標の一つ。当然、お金持ちにとっても大事です。
うまく見極めれば、自身の幸せはもちろん、他人を幸せにする方法を知ることだってできます

しかし、価値に決まった形はなく、コロコロと変化します。
正しく見極められなければ、トラブルの原因にもなる恐ろしいモノ……。

哲学的になりますが、この概念について じっくりと掘り下げて考えてみましょう。

【結論】『価値』とは“幸せに関わる要素“である

『価値』とは、受け取って幸せになれるモノに対して感じる概念だと言えるでしょう。

自分を幸せにしてくれるからこそ本能的に求め、手に入った時にはハッピーになれます。

そして、堪能して慣れ切った時には、他のモノに目移りするようにもなる……。

時や場所によって細かく変化したり、全く変わりなく在り続けるなど、決まった形の無い概念。

人それぞれが独自の価値観を持っており、同じ価値観を共有したり、別の価値観と対立・比較もできます。

その人のトレンドによって、細かく変化したりもする

上で定義づけた通り、価値は受け手の中に生まれる“幸せ”によって上下します。

同じモノに対しても、日によって夢中になったり飽きたりと、抱く感情は変わるでしょう。それに合わせて価値も細かく変動するのです。

“お気に入り・好きなもの”に関するモノは、その人にとって価値の高いモノだと言えます。しかし、年を重ねて知識や経験が増えると、趣味嗜好が変わってくるでしょう。これも当然の流れだと言えます。

『ずっと変わらない価値』もある

逆に『自身の中で変動することのない価値』も存在するでしょう。

たとえ成長しても、いつでも変わらずに自然と手が伸びるモノ、習慣として思考を介さずに「当然のモノ」として受け入れているようなモノだってあるハズ。

絶対に変わらないと言う保証はありません。
……が、人生の一部となるほどに浸透しきったモノは、きわめて『変わりにくい価値』として、長く寄り添ってくれます

『価値』は、思想や環境の影響を受けやすい

価値を見定める独自の感覚を『価値観』と言いますが、その基準になるのは“自身の人生経験“や“未来の見通し“など。

より具体的に言えば、”考え方”や”環境”などによって、人それぞれにマッチした価値観が育て上げられます

……これこそが、細かく価値が揺れ動く原因だと言えるでしょう。
長い人生の中で、自身の身を置く環境や立場は変化しますからね。

自分の周囲では変化がないように見えても、世界全体で見てみれば、数多くの変化が発生し、その変化に適応するために価値観を変える人は生まれる――。

それに影響を受けて、他の界隈でも次第に変化が生まれていくのです。

ぜぶそに

『為替相場の変動』で例えてみましょう。

  1. 一つの大きなニュースが発生
  2. 有力トレーダーがそれに反応、関係のある資産を大量に売買
  3. 相場が揺れ動き、商品やサービスの価値・価格の見直しが進められる
  4. 一般庶民の生活が、新しい経済に適応するように調整されていく

といった感じで、ただ1つの出来事でも、多くの人が価値を見直すきっかけになり、社会全体の価値観が変わるきっかけになるのです。

個人・集団などの要素も、価値の変化に影響する要素

価値への影響は、基本的には個人単位での変化ではありますが、時には凄まじい勢いで、多数の人達が『同じ価値観』を持ち、それに引っ張られる形で、社会全体での価値が急騰する現象が起きます。

いわゆる“流行り”や“フェイクニュース”などに踊らされた場合に起きる現象――。
一時期だけとはいえ、社会現象と言える規模の価値変動が起こる可能性が常にあるのだと考えると恐ろしい……。と同時にキリがない話にもなりますね。

原因となるのは、ある程度有名で信頼を得ている“人”や“メディア”。
発端である人が情報を自身で流すだけでなく、支持者の拡散でも広がります。
悪質な場合では、有名・有力な立場を利用し、デマ情報を信じさせようとする場合だってあり得るのです。

たとえ世間の注目度が高かろうが、情報を鵜呑みにせず、自分なりに真偽を疑ってかかることを心がけないと、情報弱者として”カモ”にされるかもしれませんね。

変化する『価値』の数値化 = お金

ここまでに難しい話を広げてきましたが、常に変化する『価値』を 一般人が正しく見極めるのは 結構な難問でしょう。

故に、価値を分かりやすく示せる『お金』というツールが生まれました。

私たちがお金持ちを目指すのは、お金が一番わかりやすい『価値の指標』だから――。

他の商品やサービスなどと同価値で、多く持っているほどアプローチしていける価値の幅を増やせて、幸福度も自然と上がりやすいのです。

ただお金を多く稼げば、幸せに近づける――。
お金のおかげで、実に分かりやすい道理となったでしょう。

“お金”に対する価値の捉え方

上記と矛盾する発言になりますが、お金自体には何の価値もありません。

それでも「価値があるモノだ」と 世の中で捉えられているのは、国や組織のルールによってお金と価値が結び付けられているから――。ルールありきで起きている現象なのです。

そのルールの外となる国や集団では、お金はただの”鉄くず”と”紙束”になり果てます。
日本円も、海外では突っぱねられるでしょう。

また、貧困や飢餓など、ルールや秩序なんて無視されている極限状態では、お金の価値も無視されるでしょう……。仮に受け入れられたとしても、取引する食べ物やアイテムには、普通では考えられない法外な値段が設定されます。

お金に価値が紐づけられるのは、秩序があり、同じ価値観を共有できる相手との間のみ――。

自身の領域外の人とつながる場合には、相手の価値観に対応した”お金”や”価値を持つツール”を使い分ける柔軟さが必要。

「手元のお金で どんな取引もできる」なんて考えていると、痛い目を見るかもしれませんよ……?

不幸の原因ともなりうる『価値』

『価値』はたくさんあって困ることはない――。
さらに上の幸福を求めるとなれば、お金などの”価値を持つ資産”はいくらでもあった方がいいでしょう。正しい感覚です。

しかし、人生は有限。一分一秒と現在進行形でカウントダウンが進んでいます。

あなたが死ぬ際、まだ使い切れていない財産や、手を付けられていないモノがあった場合、人生において”その価値は無くても良かった”という結論になります。

  • 「余分な苦労をしていたんだ……」
  • 「ケチらずに、もっとやりたかったことに挑戦すればよかった……」

――といった感じで、人生最後に大きな無念が生まれてしまいます。
なんとも後味の悪い幕引きでしょう。

あくまで”価値あるモノ”は、理想に近づくためのツール。
使って価値を発揮するまでは、恩恵は無いも同然。

その価値を活かして人生にどういった影響を起こしたいのか――?
手に入れてから、使うまでの流れを見定めて動く必要があるのです。

身内に対して遺産として残すにしても、苦労せずに手に入った大金は、その人の人生を狂わせかねません。

生きているうちに、あなたが価値を使いこなして知識や能力を得て、大事な人に伝授してあげる方が、はるかにタメになってくれますよ。

まとめ

『価値』について、考えてみる
  • 『価値』とは、人の幸せに関わる指標。
    幸せにする要素が大きいほど、高い価値をつけられる
  • 個人の感覚による価値と、社会全体のニーズによる価値があり、思想や環境の変化によって細かく変わる。
  • 揺れ動きの激しい価値を、誰でも分かりやすくするためのツールが『お金』であり、価値を明瞭にした数値こそ”価格”。
  • お金の価値は、等価交換のためのツールとしてのモノ。
    お金自体は単なる紙と鉄くずでしかなく、価値として変換して初めて役に立つ

価値について詳しく見直したことで、私達の目指す理想がより鮮明に見えやすくなったでしょう。

  • お金持ちになった先で叶えたい理想は何か?
  • その理想のためには、どのぐらいのお金があればいいのか?

『お金』は、価値を活かすためのツール――。
お金持ちを目指すのも、そのツールを確保するための”準備段階”でしかない訳です。

増えたお金をムダにせず、全て人生に還元できるように、貯めるのと同じくらいに”使う”瞬間についても考えておくべきですね。

ABOUT ME
ぜぶそに
現在28歳。年収およそ250万円程度のフリーター。 過去に交通事故やパワハラなどの理不尽によって、未来に対して危機感を抱く。 現在は『億万長者(総資産1億円)』を目標に努力中。 夢は30歳までに独立して自分の力だけで生きていけるようになることと、40歳までに総資産1億円を達成すること。
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